リマーク~ペット後見の歴史と背景~

「もし自分に何かあったとき、大切なペットはどうなるのだろう?」
そんな不安を感じたことはありませんか。

この問いかけに応える形で生まれてきたのが「ペット後見」という考え方です。背景には、2000年に始まった人の成年後見制度があります。高齢化や単身世帯の増加を背景に、「飼い主の不測の事態に備える仕組み」が求められるようになったのです。

2000年代後半からは、弁護士や司法書士、動物愛護団体などが「ペット後見契約」や「ペット信託」という形で提案を始め、2010年代以降、セミナーや記事、行政の広報などを通じて少しずつ一般にも浸透してきました。

ただし、「ペット後見」は法律で制度化されたものではなく、実際には任意後見契約や信託契約、遺言などを組み合わせて形を作っていく必要があります。だからこそ、正しい知識と準備が大切です。

一般社団法人 動物愛護ラボはるうららとしても、この「ペット後見」の考え方を広め、飼い主と動物が安心して暮らせる社会づくりに貢献していきたいと考えています。