トピックス&インサイト 〜アニマルカフェのあり方〜

最近、動物福祉団体 JCAW(Japanese Coalition for Animal Welfare)と国際団体 Wild Welfare が合同で、日本政府に対し「動物の福祉管理及び適正飼育に関する法律(仮称)」の改正を要請しました。
特に、ペットとして霊長類を飼育することや、動物を接客目的で展示する「アニマルカフェ」のあり方について、より厳しい基準や規制を設ける必要があるとしています。
知能や社会性の高い動物を安易に商業利用することが、動物の心身に大きな負担を与えるという点が問題視されています。

私たち 一般社団法人動物愛護ラボ はるうらら は、この提言を強く支持します。
動物を「見せ物」や「一時的な癒やしの道具」として扱うのではなく、その生態・習性・尊厳を尊重した飼養環境が必要です。特に霊長類や社会性の高い動物たちは、人間に近い感情や知能を持つため、狭い環境や不自然な飼育は深刻なストレスをもたらします。

また「かわいいから」「珍しいから」という理由だけで飼うことは、結果的に飼い主の手に負えなくなり、遺棄や不適切な飼育につながりかねません。
動物と人がともに幸せに暮らしていくためには、社会全体で 「本当に動物のためになる飼育・展示かどうか」 を考える仕組みづくりが欠かせないと考えています。

はるうららとしても今後、こうした法改正や社会的議論に関心を持ち、情報発信や啓発活動を続けてまいります。