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主に格ゲーでよく耳にする入力方法としてあげられるのはピアノ押し、ずらし押し、辻式という入力方法です。僕は全て使う事があるのですが、スト5など先行入力猶予が長いゲームでは辻式はあまり使わないかもしれません。
今日はこの3つの押し方を解説していきたいと思うのですが、まずは予習編からやっていきたいと思います。
予習編
入力方法を話す前に知っておいてほしい事が2点あるので、先にその点の話をしておきます。
連打入力の速度について
まず入力方法を知る前に、連打のスピードについて知っておいてください。僕が実際に計測してみた結果。
かなり早めの1本指連打で1秒間に7〜8回。フレームに直すと約8F間隔という事になります。
2本指連打の場合1秒間に12〜14回程度が限界でしたので、フレームに直すと約5F前後の間隔という事になります。
個人差があるとは思いますが、かなり早く押したつもりですので一般的な限界速度かと思います。
先行入力猶予について
先行入力猶予というのは、簡単にいうとちょっと早くボタンを押してもその技が出てくれる機能のことです。
一般的なゲームでは2、3F〜5F程度の先行入力猶予があったりします。
ちなみにスト4シリーズには通常技の先行入力猶予がなかったため、猶予0Fコンボは激ムズでした。
※0Fコンボは1F(0.015秒)でもずれたら成功しないコンボです。
連打入力速度と先行入力猶予について理解していただけたら、いよいよ具体的な入力方法を解説いたします。
ピアノ押しとは?
ピアノ押しとは指を2本以上使い、高速でボタンを入力する方法です。基本的には一つのボタンを2本の指で入力する方法のことを言います。
基本的には下記のような入力方法のことを言います。
このように2連続の高速入力をする事により、起き上がりなど、確実に最速で技を出したい場面などに重宝します。またコンボが繋がりにくい箇所でも連続で2回入力することにより、そのどちらかのタイミングがあっていれば技を出すことができます。
先行入力猶予が割と長いゲームでもボタン一つ押しでミスする事が多い人にオススメです。
ちなみにこのピアノ押しで約2〜5F間隔となります。
ずらし押しとは?
ずらし押しは、複数のボタンを複数の指でずらして押すことです。下のような入力方法です。
この入力方法は主に弱中強どれでもいいからパンチ入力ができれば良い状況などに重宝します。
超必殺技などパンチの種類を問わない必殺技(スト5でいうとCA)などをコンボに組み込む際などに使うといいと思います。
例:リュウの弱竜巻→真空波動拳。真空波動拳の入力を弱p中p強pとずらし押し。
236236弱中強と入力する事で、どれかのパンチボタンのタイミングあっていれば真空波動が出ます。
最速で1F間隔でずらすことが可能ですが、入力猶予が長いゲームの場合2〜3Fずらして入力するぐらいがベストだと思います。
辻式入力とは?
最後に辻式入力です。これはずらし押しを利用した応用テクニックとなります。
2つのボタンを1Fずらして入力をすることにより、1つのボタンを1F間隔で高速で2回入力したことになるというものです。入力方法が下記です。
この入力は出来るゲームと出来ないゲームがあります。ちなみにストリートファイター5は使用可能です。
理論を説明しますと同時押し優先順位と同時押し猶予1Fを利用したずらし押しの技術となります。
【スト5の例。】
・同時押し優先順位→強k>強p>中k>中p>弱k>弱p 例えば中p+弱pと同時押しした場合、中pが優先されます。 優先度は強から順で、kの方が優先度が高い。というふうに覚えましょう。 ・同時押し猶予→1F。 同時押しが1Fずれても同時押しとして認識してくれます。 例えば弱k+弱p(投げ)を押そうとして、弱k→弱pと同時押しが1Fずれた場合は、後に入力された弱p→弱k+弱pと認識されます。 |
上記の2つの仕様を利用する事により、上の様に中p→弱pと1Fずらしてボタンを押すと、次の様にゲームが認識します。
中p→中p+弱p。
すると優先順位の関係で、後に認識されている中p+弱p=中pとなります。こうすることにより上記の入力は
中p→中p
となり、1F間隔の高速で中pを2回押したことになるというわけです。
この入力で0F目押しなど、猶予が少ない目押しをする際、2連続で間隔なく高速入力することにより、どちらかが当たっていればコンボが繋がることになるため、実質1F間猶予が伸びたことになります。
通常技に先行入力猶予が長いスト5ではピアノ入力の方が有効なため、なかなか使うことが少ないと思いますが、スト4時代は通常技に先行入力猶予がなかったため、ビタコンボや1F猶予コンボなどの繋げるのが困難なコンボ時には必須のテクニックでした。
まとめ
やっているゲームにより使う入力技術も変わってくると思いますが、これをマスターして、さらにコンボ精度をあげ、コンボミスによる負けなどがない様にしましょう!